庵野を待つ必要はない。今 エウレカセブンを見よう

 交響詩篇エウレカセブン

一人暮らしをはじめて5年。

部屋に人が来ると決まって、ものがないねって言われる。

テーブルの上に化粧品を散らかしたりしなきゃものもなく見えるよ。

 

 

ただ、そんな俺の実家の部屋は真逆で、たくさんの物がある。壁の大部分を埋める大量の本、やけにかさばるギターやベースとエフェクターボードと共に、大量のロボットフィギュア

 

正確にはリボルテックヤマグチやロボット魂、マブラヴのA3(キット化とかされる前はこれしか立体物がなかった。高校生の俺には定価クッソ高かったけど、公式通販での紫武御雷の再販をどれだけ待ったことか。)、昔から作ってたプラモデルなんかが最高のポージングで並べてある。

 

勿論それを全部一人暮らしの部屋に持ってくるわけにもいかず、本当に大好きな2体を持ってきてる。

 

その1つがGUNDAM  ADAPTのメタス。

Mobile Suit Gundam Adopt Gundam Adapt wholeセットof 5

 

ADAPTは「MSの再定義」みたいなコンセプトの食玩で、RX-78-2、ザクⅠ、エルメス、そしてこのメタスと全4種類。制作コストが高すぎてシリーズ化ができなかったとかなんとか。

はっきりいってRX-78-2は変なポーズしてるだけ、ザクⅠはかっこいいガトリング持ってるけどそこまで出来がいいわけじゃないし、エルメスは元々MAがかっこよくないんだけど

メタスの完成度が高すぎる

 

 

ずんぐりむっくりな元のメタスに似ても似つかないスタイリッシュさ。MA形態になった時のトゲ、お前なんでそんな工業的なデザインなんだよ。

それでいて足のデカさが半端ない。イギー・アゼリアもびっくり。もしこれが配備されてたらレコアロンドはティターンズに行かなかったね。

 

 

 

や、まぁこのメタスのかっこよさを語るだけで三千字くらい行くんだけどこの記事は別にそういうつもりで書いてるわけじゃなくて。

 

実家から持ってきてるロボットフィギュアの2体のうちのもう一つが、ロボット魂のスピアヘッド(チャールズ機・レイ機)

 

 

交響詩篇エウレカセブンに出てくるチャールズ・ビームス、レイ・ビームス夫妻の乗る機体。

 

 

 

他のエウレカセブンのメカニックは、基本的にトラパーという粒子にサーフィンのように乗る事で空中機動をする機体が多い。

主人公機のニルヴァーシュ

 ニルヴァーシュ Type ZERO Spec.2 (エウレカ+レントン機・左右式複座) プラモデル (バンダイ 交響詩篇エウレカセブン メカニックコレクション No.004) 商品画像

  

 

だが、スピアヘッドは腰にあるスカートで飛ぶ。はっきりいってダサい。

前述のニルヴァーシュや奥にいるTR-303など基本的にはサーフィン/スノーボード

手前にいるライバル機のジ・エンドがスキーで飛ぶのに、スピアヘッドはいうなれば浮き輪。何モチーフなんだよだっせえ。

 

そもそもスピアヘッドの登場はとてつもなく少ない。青いチャールズ機はアニメ版50話のうち3話程度でしかない。加えて赤いレイ機は1話だ。しかもレイが搭乗してない。なんやそれ。

 

それに、このロボット魂のスピアヘッドというフィギュア自体そこまで完成度の高いもんじゃない。前述のADAPTと比較するのは流石に可哀想だけど、並といった感じ。

 

そんなスピアヘッドが大量にあるロボットフィギュアの中から選出された理由は、劇中でのチャールズ、レイのキャラクターとしての存在感である。

 ネタバレになるから詳しくは書かないけど。エウレカセブンを見てくれって話。

 

 

 

男の子はこういうのが好きなんでしょう?というキャプションと共に、メカメカしいロボットやサイバーパンク系の画像が貼られるのがミームになってた時期がある。

 

 

マクロスプラスにあるハイスピードロボットアクション。

板野サーカスゴリゴリのミサイル避け。生命を燃料に飛ぶオーバースペックの機体。

 写真!

 

 

天空の城ラピュタにあるボーイミーツガール

パズーとシータの出会い。惹かれ合い。

天空の城ラピュタに関連した画像-01

 

 

天元突破グレンラガンにある主人公の成長。

カミナを失った事、ニアや仲間との出会いによって大きな男に成長する。

 

 

星を継ぐものにあるハードSF。

未知との遭遇、謎が謎を呼ぶ展開。識者の思考をパッチワークしてようやくわかる真実とカタルシス

 「星を継ぐもの」の画像検索結果

 

 

エウレカセブンはそんな男の子の好きな要素を詰め込んだ作品。

上記の要素で1つでも好きなものがあれば是非触れてみてほしい。

交響詩篇エウレカセブン

 

エウレカセブンはメディアミックス作品で、且つ全ての媒体のストーリーが違うんだけど、

おすすめはアニメ版と漫画版

アニメはエウレカセブンのメインを貼ってて、エウレカといえばまぁアニメ版の事。ただ、50話ある。すこし中だるみするけど、それに値するので重い腰を上げて。

漫画版は反対に6巻でまとまってる。内容も自分としてはアニメ版より好きなんだが、どうしても静止画だから魅力的な戦闘シーンがない。あとチャールズレイは出ない。

 

 

なんで今2005年の作品の紹介をするのかというと、新作の映画が絶賛公開中だから。

 「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ビジュアル

このANEMONEを先日見たけど、めちゃめちゃに出来が良い。

 

 

今までエウレカセブンの続編として、映画が1作と続編であるエウレカセブンAO(2クールアニメ)が作成されてるが、

ぶっちゃけ評価がめちゃめちゃ悪い。

アニメ版の再構成版であり、設定が大きく異なっていたり、そもそも映像がアニメ版の使い回しであったり、そもそもエウレカ要素ほとんどなかったりとオタクが嫌いそうな要素がてんこ盛りでレビューとかがぼろぼろ。

 

更に、昨年公開された「交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1」。

ハイエボリューションの立ち位置としてはエバーの新劇場版に近い。別世界のIf。

エウレカユニバースを再定義する三部作とされ、ファンの期待は大きかった。

しかし、これも類にもれずアニメ版の再構成版であり、設定が大きく異なっていたり、そもそも映像がアニメ版の使い回しであったりとオタクが嫌いそうな要素がてんこ盛りなのは全く変わらず、

 

エウレカの続編=クソという認識が決定的なものになっていた。

 

 

そんな中、先日公開されたのが「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」

エウレカセブンハイエボリューションの2作目、ANEMONE。

TLでは「今回の続編はいつもと違う。」「ポケ虹やAOに裏切られた人ほど行け」などと話題になっていた。

 

 期待に胸を膨らませ、その日までにアニメ全部、漫画6巻、ニューオーダー(という別世界のエンディングモノ)、ポケ虹、漫画AO、ハイレボ1と準備は万端

ど真ん中のいい席を取って視聴した。

 

 

 

良かった。神。ネタバレになるからなんも言えないけどやっと花丸つけられるエウレカの続編が出たって感じ。

てか京田知己、ハイレボ1で過去映像使い過ぎ批判されたの受けてわざと4:3を効果的に使っただろ。最高だった。映像的にも満足だったし。

 

 で、もちろんエウレカ全く見たことない人が見ても面白い作品なんだけど、

今までの続編(ポケ虹)やAO、ハイエボ1でショックを受け脱落した人にほど見てほしい。そんな作品。

 

 

 だらだらと書いてきたけど言いたいのは、エウレカセブンって作品はかなり粗が目立つし続編も勧めやすいものではないんだけど、最高だから見てほしい。

アニメはアマゾンプライムビデオで無料で見られるし、せめて26話のモーニング・グローリーまでは見て。チャールズとレイも出るから。

 

 交響詩篇エウレカセブン-Amazon Prime Video

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